今年の桜は、つぼみがポン!と弾ける音がしたかと思うくらい、勢いよく一斉に咲きましたね。3月最後の日に、大好きな桜を眺めに母とドライブして来ました。 お目当ては、手賀の丘公園の奥の方にある「桜の森」。もう10年ほど前になりますが、友達に「人が少なくて、すごくきれいな桜が見られる穴場なのよ」と連れて行ってもらった場所です。なだらかな坂の上から一面の桜を見下ろす場所で、本当に美しかったのが忘れられません。 ついにあの桜に会える!とわくわくして行ったのですが、10年の間にすっかり成長して、ヒョロッと背の高いスリムな桜に変身していました。木が伸びすぎて、花がスカスカした感じになってしまい、上から見下ろすと空間一面を埋め尽くすような、あの見事な桜ではなくなっていたのです。
ちょっとがっかりして、せっかく来たのだからと、手賀沼に沿ってドライブしながら満開の桜を眺めて帰りました。そして最後に地元の八ヶ崎の桜を見ようと車を降りて、「うわ~、きれい!」 こちらに越して来た30数年前に植えられた小さな苗木が成長し、見事なアーチを作って美しく咲いています。 「灯台下暗しだね」と母と笑ってしまいました。 名所と言われた桜も老木となり、幹が腐ったり、倒れてしまったりすることがあり、問題になっているとニュースでやっていました。八ヶ崎の桜は、あと30年位は毎年美しい花を咲かせてくれると思います。来年は迷わず、まず地元の桜を愛でに行こうと思いました(笑)